*pick up
お題「姫君」改題
「……同窓会?」
ああ、オレんとこもメール来てる。
そう言って、泉が不思議そうに首をかしげた。
「同窓会って同じ学年のヤツが集まる時に言わね?」
「同じ学校や職場を離れた人たちが旧交を温める会だからね、学年が違ってもおかしくはないよ」
少し離れたところから聞える志賀の声に、へえ、と周りの部員達が感心した声を出した。
「シガポはいっつも説明長っげーけど言ってることは分かるんだよな」
ミーティング帰りの道々、自転車を押しながら田島がひどく感心して唸る。周囲もそうだと表情で返しながら、カタカタと車輪を小さく弾ませ、順々に校門のレールを跨いでいった。
「同窓会さ、いいよねー。中学の野球部でしょ? いつ?」
水谷が首に掛けたままのヘッドフォンを揺らして振り返ると、集団の後半に埋もれていた泉の頭が動いた。
「来月の16日」
けれど返事は少し手前に三橋と並んでいた浜田から。
へえ、と一同は、まるで自分のことのように顔を綻ばせる。中でも西広が一際表情を輝かせていて、素直に最も強く羨望の眼差しを向けた事を嗅ぎ取ったらしい田島が、
「オレらもしよーな同窓会!」
快活に声を上げ、身体が揺れるくらいの勢いで西広の背中を数度叩いた。
「田島、気が早いよ」
栄口が独り言のように呟く声を聞き取って、すぐ隣にいた巣山が小さく笑った。
「へー、どんくらい来んのかな? 部員沢山いたわけ?」
「さあ、ま、でもこの二学年分にしか声掛けてないんじゃないかと思うよ?」
幹事と打たれた隣に並ぶ名前を思い出して、浜田は二十センチ程先の空間を見た。
同級生だった大塚は一年上とそりが合わなかったし、泉の下の学年は、引退が近いにしてもまだ現役だ。
当然声が掛かったのは、浜田の学年と泉の二学年分。途中退部した者は外されているはずだから数にして十五名強だろうか。
「行く?」
浜田は動きに釣られた三橋と左右対称の形になって後ろを振り返った。
すっと噛み合わせた歯の間から空気を吸い込んで、泉が考える素振りをする。野球を続けている者も会えるように配慮されているのか、同窓会は夜からで、会場も大塚の親戚がやっている店とあったから、練習が終わる時間によっては顔を出せるだろうかと思案した。
「オマエは?」
「オレ、バイト」
ふうんと反応の薄い泉の周りでは、いくつか残念そうな声が上がっていた。
会食慣れしているOLではあるまいし、遅刻者のために食べ物を取り分けておくなんて知恵、男ばかりが集まったところに、その上高校生に有るわけも無い。
開始四十五分も経つ頃には、テーブルに並んだ揚げ物や焼き物は殆ど彼達の胃袋の中に引越しを完了していた。残るは小さな切れ端と、熱の通った料理と皿の間に敷かれてぐったりした青物が目立つばかりだ。
思っていたより随分早く泉が指定された居酒屋へ到着すると、恰幅の良い調理着姿のオヤジが出てきて、裏口の方から店内に招き入れてくれた。
高校生を堂々と居酒屋の入り口から出入りさせるのは良くないだろう。そんな気配りを感じながら促されて狭い階段を二階に上がっていく。
普段足を踏み入れる飲食店とは違った、栓を開けて時間の経ったアルコールが醸す、嗅ぎ慣れない匂いが混じった空気。階段は学校の床に似た感じだったけれど、これもまた、見慣れない黒い色をしている。
手摺は細い丸木の皮をむいて磨いたもので、手を滑らせると節がごつごつと打つ。頭上と足元から湧き上がる喧騒が、波打つように泉の周りで上へ下へと循環していた。
場所を聞かなくても分かるくらい聞き覚えのある騒ぎ声に導かれて奥の座敷までまっすぐ進み、音を殺して障子を開けると、入り口に背を向けていた大塚の坊主頭が満面の笑顔を着けてぐるりと振り返った。
「泉!」
「泉だ!」
「えー、オマエ言ってたより早くね?」
懐かしい顔ぶれが口々に声を掛けてくれるものだから、到着のすぐ前まではどこか面倒な気持ちがあったけれど、そんなことなんてすっかり忘れてしまった。
泉は一々挨拶を返しながら、大喜びで同級生達が手招きする奥の方へ、人を避け避け嬉しそうに歩みを進めた。
「久しぶり。饗庭(あいば)と山原と鈴木は来れないからよろしくってさ。後、羽田が遅れて来るって」
丸くテーブルを囲んだ一角に腰を下ろすと空のグラスに炭酸が注がれ、欠けている同年の顔ぶれについて、泉の代に主将を務めた吉村から説明が入る。
テーブルの上を巡らせると、残念ながら箸を付けられそうなものは無い。
それどころか一部の上級生が固まる隅の方には、隠されるように持ち込みしたと思われるアルコールが見止められた。仕方のない先輩達だ。
泉は苦笑いを浮かべた。
気楽そうな振る舞いと身なりから、恐らく彼等は野球から離れてしまっているのであろうことが窺える。
「球児には飲ませねーぞ」
泉が見ている事に気付いた集団がちょっとばかり赤くなった顔を向け、陽気な声を張り上げた。
先ほどのオヤジが料理の乗った皿を座敷の中に足してくれて歓声が起こる中、「遅れてきたヤツにまず食わせろよ」と、一年上の元部長から当時のような感じで注意を受けた。
懐かしい、短く揃った返事が響いた後で、みんな一斉に笑った。
「山原達、あいつらも部活?」
「そう。うちの学年は全員続けてるからさ、オレ達も遅刻してきたんだ」
「マジで? 公式戦も練習試合も誰とも当たってねーじゃん」
「そりゃオマエんとこと違って他は二、三年がいるし人数も多いから、おいそれと出れねえだろうよ」
頭上から頭をぐしゃりと掻き回す手と幹事の声が振ってきて、泉は重みに負けた頭をボールみたいに弾ませた。
大塚が足で払うように泉の横に場所を空けると、後輩の群れの中に混ざる。
しばらくは昔話に花を咲かせ、懐かしい試合のこと、練習のこと、呆れるくらいに次々と出る話題はどれだけ話していても尽きることが無いと思えるほどだった。
盛り上がった空気に流されて、隅にあったアルコールはこっそり興味に負けた数人の現役の口に入ってしまってもいたけれど、バレなければ多少のことは良いだろう。座敷の中はそんな風に、少し崩れた空気になりはじめていた。
「浜田は? やっぱ来れねえって?」
足でトンボを起そうとして顔面を強打した浜田の失敗談にひとしきり笑った大塚が、思い出したように泉を見た。
「あ、や、バイトって言ってましたけど」
浜田の名前を聞いて一年上が二、三人、泉達の間に新たに割って入ると、輪は大きく解けて、思い思い他で小さく固まっていた全員が顔を合わせた。
「俺、バイト終わったら浜田が来れるようにって近くに場所作ったんだけどな、来る前に冷やかしに覗いたら犬みたいに追い払われてさー」
大塚の言葉に泉と、周囲も目を丸くした。
「大塚さん、浜田さんってバイト先近いんスか?」
「ああ、道の向かいにいるいる」
そんな近くに居るのかと、丸くした目を全員一層大きく見開く。
泉も学校や自宅の外で浜田がどうしているかなんて知らなかったから、齧りかけの鶏唐を口からぶら下げたまま、驚いて大塚の指差す方向に顔を向けた。
「なあ泉、あいつ今日のことってなんか気にした感じだった?」
「浜田――『さん』ですか?」
障子を開けた時、同年の連中が総じて目上を『さん』付けに呼ぶ事に気付いて、無理に付け足した敬称が今更呼びにくい。噛み千切った唐揚げを奥歯で潰しながら、話し辛さに泉は顎をずらして下の歯を出す素振りをした。
「やーフツーに、ただバイトあるってだけ」
「泉って西浦だっけ? 浜田さんと高校一緒なんだー」
隣に座っていた同年の弓削(ゆげ)が羨ましそうな声を出した。
弓削と、今日姿の無い山原は当時投手を務めていた浜田にかなり入れ込んでいたから、弓削が同じ高校に進学した泉を羨ましく思うのは分からなくも無い。
そう思いながら、泉は粗方繊維を噛み潰した肉を飲み込んだ。
「学校で合う? 喋ったりする?」
「おー、中学ん時よりも喋るぜ。やっぱ同中だしな」
浜田とは中学時代、他の部員や先輩に比べて彼だけと特別に親しかったわけではない。
チームの誰にも負けないくらい野球に熱くて、投手という目立つポジションに着く一年上の先輩とは認識していたし、家も近くて帰宅する同じ集団にいたから仲も良くて随分慕っていたけれど、それほど一人だけ格段に存在を分けた先輩として意識したことは無かった。
むしろ泉には捕手であり、主将を務めていた一年上の村田という上級生の方が頼もしくて、印象に強いほどだ。
「浜田さあ、なんか野球に後ろ向きになってたりしてねえ?」
「え? 見た目には全然」
素で返す泉を見て、大塚、それに周囲も、一同安心したようだった。
浜田はこのメンバーに一つ下を足した三学年で迎えた年、肘を故障している。
診断された症状は通称でリトルリーグ肘と言われるものだ。
監督は運が良いのか悪いのか、それまで自分が受け持ってきた部員に故障を起した子供が一人もいなかったものだから、浜田の不調を見逃していた上に対応が遅れた。
引退まではなんとか投球を保つことができた浜田に、それほど落ち込む素振りは見られなかったけれど、元より、おいそれと弱みを人前に晒す性格ではなかったから、それは返ってみんなに余計心配を掛けた。
今は時折何を思うのか、練習の手伝いに来る浜田がグラウンドで眩しそうに目蓋を引く仕草をする。
同じ学校に進学した泉だけはその事を知っていたけれど、取り立ててそこに触れるつもりは無かった。
浜田だって自分でいろんな事を思って考えて、そして行動しているのだから、とやかく口を挟むことではない。ただ、いつか誰かに当時や現在のことを話したくなった時、浜田にとって自分が話を聞かせられる相手と思えるポジションに居てやれたら、まあ、それはまあ、良いんじゃないだろうか思うのが今の泉の考え方だ。
「な、みんなで呼ばね? 浜田」
奥の方から声が上がった。
やる? やる? 一部を除いて空になった皿を挟み、十人ばかりが顔を見合わせる。
「じゃー全員でハマダを呼んでみまっしょーっ!」
上級生の音頭声とともに、本当に全員が携帯をさっと出したものだから、泉は思わず箸に残った唐揚げを皿の上に取り落とした。
尻の方から絶え間なくやってくる受信メールの振動がむず痒くて、浜田は堪らず携帯を引き抜いた。
鳴り続けていても、この短く途切れる振動は電話に設定したものでは無い。
携帯を開くと同時に顔が引き攣る。
何の嫌がらせなんだよコイツら――。
画面からはみ出すほどの受信メール。
携帯を変えたときに面倒で登録しなおしていなかった事が悪かったか、全員送信者の表示がアドレスになっていて、見辛い事この上ない。
『おせーよ』
『早く来いよ』
『先輩待ってますよー』
『バイトまだ終わんねーのかよ』
『ハマダだっせ、さっさと来いっつーの』
中身もまた、示し合わせたみたいな一行メールで、半分開けたところで浜田は見るのを止めた。
画面をスクロールして名前が表示されている送信者のところで返信の操作をする。
『来んの?』
多分一人だけ、呼んでいない言葉を送ってきたメッセージを消して、何事か打つと、浜田は送信した。
「やっぱ返ってこねーかなあ」
そう話し合っている時に泉の携帯が点滅した。
「バイトって念押ししといて、あとイタメ止めろって言っといて――って」
全員がメールを読み上げる泉を見守った後、面白いくらいに同じ動作で携帯に向かった。
『なんでオレには返してこねーの!』
『なぜ泉だけ!?』
『返信ねえ! 冷てえ!』
道一本を跨いで、また大量のメールが浜田へと送られ、程なく送信しなかった泉の携帯が点滅する。
「お……え? ……スンマセン、『機種変したからおめーら全員メアド登録してなくて区別つかねーんだよ』」
先輩に向かっておめーらとか言わせるなよ!
全員オマエと同じ扱いができるワケねーだろ! 大塚先輩に返せよ!!
泉は突っかかりながら読み上げた。
『なんで泉だけ登録アリ?』
『同校に進学しなかったからって酷くないですか!?』
『ヒイキ反対!』
浜田vs野球部同窓会チーム、審判泉の攻防がしばらく繰り広げられた。執着を示したのは同窓会チームだったというのに、けれど、意外な事に試合放棄をしてきたのも同窓会チームの方だった。
震えっぱなしだった携帯がしんと静まってしばらく、浜田は清々したように仕事に励んでいた。けれどしばらく経つと、あまりの静寂に返って不安が頭を掠めた。
やり取りをしていたときには気付かなかったけれど、間に立たされていた泉が、今頃身代わりに吊るされているのではないだろうか。
吊るされると言っても、もちろん軽い不満が吐き出される程度で危険は無いものの、自分が渦中に放り込んだかもしれないと思えばいい気はしない。
メンバーは良いヤツばかりだけれど、それゆえに調子に乗る時もある連中だ。
一方向かいの居酒屋では、浜田の想像と似たり寄ったりの展開が繰り広げられていた。
『オレじゃなくて大塚先輩に返せよ』
先輩への気疲れに、大概嫌気のさした泉が送信ボタンを押そうとすると、弓削が目ざとく見つけて「なんでタメ!?」と泉を咎めた。
しまったと思った。
「え? 泉って浜田さんにタメ口利いてんの?」
泉は思わず避けようとして利き手側に居た大塚の後ろに身を引いた。
けれど、すぐに壁に行き当たって逃げ場もなく、対峙する弓削から一ミリでも離れようと、無言で壁と大塚の隙間に身を沈める。
同年の連中も何事かと腰を浮かせているのが目に入った。
「アイツ、ダブったんだもんな、同じ学年じゃ敬語で喋り難いよな?」
大塚が突然放った一言に、場にいる全員がえっ!? と目を向く。
泉も頭の上から聞こえてきた大塚の助け舟には驚いたが、反面、胸を撫で下ろしもした。
浜田の留年の事は自分の口で言っていいか迷われることだったから、大塚が説明してくれた事で、現状を隠す必要がなくなったからだ。
「仕方ねーじゃん、同じクラスのヤツが『浜田さん』なんて呼んでたら不自然だろ?」
「え? 今オマエ浜田とクラス一緒なの?」
それは知らなかったと大塚が驚いた。
「浜田と泉がタメってすげえウケるな」
「なんだよー西浦すげー楽しそーじゃん、つまんねーっ!」
酒盛りしていた一人が口を尖らせて、薄いピンクのグレープフルーツを刷った缶を啜ると、同じような顔をしていた弓削が、グラスの中のコーラを飲み干してずいと突き出した。
「オレもつまんねーから下さい!」
大塚と泉がぎょっとして弓削を止めようとした。けれど、伸ばした手は一足遅く宙を掻く。制止する声と囃す声が混じり、あれよあれよという間に、弓削はグラス半分ほどに注がれた、無色に近い炭酸らしきをぐっと煽ってしまった。
すぐにでもアルコールが内臓から体の中へ沁みだす感覚に、弓削は少し目蓋を落として怪しい動きで姿勢を戻す。そのついでとばかり、上級生に手渡された缶を泉の前に差し出した。
「バカ、弓削、オマエばれたら部活やばいって」
弓削に大塚が出した注意の声は聞えないようだ。据わった目で顎をしゃくるようにすると、泉にほらよと缶を突きつけた。お前も飲めというのだ。素早くアルコールの吸収を開始してしまったらしく既に顔は赤い。
マジで酔っ払ってんじゃん。
生まれて初めて、しかも元チームメイトの酔っ払いに絡まれた泉は、弓削を扱いあぐねて押されるまま身体を丸めるしかない。
逃げ場を塞いでいるのが自分と気づいた大塚が庇おうとしたけれど、中身が少ない事を知っている連中が面白がって弓削に加勢するものだから、場は一気に崩れた。
「飲まなきゃ弓削の気が治まんねーって」
「泉飲んじゃえ飲んじゃえ、どーせ一口しか入ってねえんだから」
「いや……あの、ちょっとタンマ――」
口を開けば無理に飲まされそうな雰囲気に小声で言うと、テーブルに残した泉の携帯が点滅したのが見えた。
泉の携帯は、開くまで点滅を繰り返す設定になっている。
困ったまま、弓削が落ち着くまで無言でそれを数えたけれど、途中で何度も周囲に邪魔されて、すぐに一体何回光っていたのかが分からなくなる。
結構経ったんじゃないか?
段々嫌気が差してきた。弓削の酔いはそんなに早くは冷めなくて、一口くらい飲んでしまった方が楽なのかもしれないと思え始めた頃、二、三段飛ばして階段を駆け上がる足音と地響きがして、障子が消えるような速さで全開した。
「あー! やっぱりオマエらっ!!!」
「あ、ハマダだ」
話題の中心がとうに泉に移って興味が失せていたのか、入り口付近の上級生が間抜けた声を出す。
「現役居んのになに酒なんか持ち込んでんの」
浜田は大股で数人を跨ぐと座敷の奥までたどり着き、点滅している携帯を泉の鞄にねじ込んで肩に掛けた。そのまま畳の上に丸くなった泉の首根を掴んで自分の方に頭が来るよう反転させると、両脇を腕で掬い上げて輪の中から引っ張り出してしまう。
「な……え? ……なにっ!? なんなんだよ、ちょっ……浜田っ!」
訳も分からず手足を暴れさせる泉が、抵抗虚しくずるずると引き上げられるのを全員呆気に取られてみている。と、怒っている時と呆れている時の真ん中みたいな顔で、
「泉連れて帰るからな! ウチの大事な選手になにすんだオマエらは!」
浜田はそう言い捨てると、足で障子をぴしゃりと閉めて出て行ってしまった。
後ろ向けに階段を降ろされようとしたらしく、一瞬焦りと恐怖の混じった泉の悲鳴がけたたましく聞えてきたけれど、それも段々と足元に小さくなって消えていった。
「弓削、それ俺にちょうだい」
最初に口を開いたのは大塚で、なんだか疲れた声を出すと、弓削から受取った中身を啜りながら呟いた。
「なんかさあ、浜田の野球熱は全部泉に行っちゃってる感じしねえ?」
プルタブが口を開け、外を求めて気体が噴出す音が新しく二つ、しんと静まり返った座敷の中で立つ。
「西浦楽しそうっつーか……泉複雑そうだな」
入り口で様子を窺う風もなかったから裏口から手招くこともできず、正面切って店に突進してきた高校生に驚かされたオヤジは、彼がすぐに後輩らしきを一人引きずり出して店から去っていくのを、口を開けて見送っていた。
夏/投/列/島/薬/局/
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